【新生児発熱】かかりつけ医受診~大学病院入院から退院までの流れと費用

子どもの病気

我が家の娘は、0歳2ヶ月の頃に発熱をし、そのまま入院した経験があります。

厳密に言うと”新生児”の時期ではありませんでしたが、診断名が【新生児発熱】とされたので、こちらでは新生児発熱と表記しています。

また、我が家は結果的に大事に至るほどの発熱ではありませんでしたが、

今回はその時の発症〜入院〜完治までの流れと、入院費用についてご紹介します。

(入院日数や環境、費用は医療機関やお住まいの地域などによって変動がありますので参考までに)

生後3か月未満の38℃以上の発熱には要注意

新生児の免疫について私の思い込み

[赤ちゃんは、ママのおなかの中でもらった抗体と母乳に含まれる免疫物質によって、生後6か月ごろまでは感染症からある程度は守られている]

このような内容のことを、出産前のネット情報だか、出産直後の産院での入院中に聞いただかで、6か月頃までは病気にならないと思い込んでいた私。

この情報自体は確かに正しいのですが、ある程度守られているだけであり、その時の環境によっては6か月未満でも罹患することは十分にあり得たのです。(我が家のように)

3か月未満児が発熱した場合

厚労省から出ている、発熱時の対応についてのガイドラインには下記のような記載があります。

至急受診が考えられる場合】

*38℃以上の発熱の有無に関わらず
・ 顔色が悪く苦しそうなとき
・ 小鼻がピクピクして呼吸が速いとき
・ 意識がはっきりしないとき
・ 頻繁な嘔吐や下痢があるとき
・ 不機嫌でぐったりしているとき
・ けいれんが5分以上治まらないとき
3か月未満児で38℃以上の発熱があるとき

これを知っているのといないのとでは、発熱時の判断が大きく違ったのではと感じています。

少数派ではあるけれど、可能性として知っておくのに越したことはないかと思います。

発症から入院まで

1日目(発症日)

2021/1/4

朝イチの体温は平熱。熱はないものの、鼻が詰まって苦しそうな様子

昼過ぎ、私自身が少し寒気がしたので娘と一緒のタイミングで昼寝。

少しウトウトしだしたころ、娘が起き出したような声がし、段々「ウワァー」というような泣きたいのに泣けないような声が聞こえた。

様子を見に行き体温を測ると、38~40℃を指す。(測る度に体温が違うので信憑性が無かったが、発熱していることは確か。)

ひとまず旦那へ連絡。

この時点では前述の[至急受診が必要]なケースを知らなかったので病院に行くか迷っていたが、

旦那が近くに住む義母へ連絡→義母がすぐ駆けつけてくれ受診を促してくれた。

自分も体調不良の兆しがあったため義母がいなければ受診していなかったかもと思うと、義母様様。。

+++—————————————————————+++

かかりつけを受診。この時点では泣きわめく等はせず熱で怠そうにしていた。

(待合室の段階では、風邪といわれて薬を出してもらって終わりかななどと考えていた)

診察され、「唸っていたのと脈が速く少しハァハァしているので念のため大きい病院へ行ってください。」と言われる。

続けて入院になった場合付き添いで可能か確認され、入院など1ミリも考えていなかったので内心かなり焦る。

(これもネットで少し調べれば入院の可能性もあることがわかるので無知は恐ろしいものです…)

+++—————————————————————+++

大きい病院へ行く前に一度帰宅、哺乳瓶とミルクと自分のメガネだけ用意。(この時は1泊くらいと考えていた)

大学病院へ向かい、はじめにコロナやインフルの検査をする。

この時は2021年1月のコロナ真っ只中だったので、病院側もかなり規制が多かった。(付き添い人数など)

コロナ・インフルともに陰性が判明し、他の検査をするためこの時点で入院が決定する。(病院着から1時間ほど)

そこから、他の検査のための処置が1時間ほどで終わり入院する部屋へ案内される。

個室と大部屋の希望を聞かれ、差額が1日あたり9,000円かかると言われたため大部屋を希望するも、

病院側の判断でまだ月齢が低いことと、発熱もありコロナが潜伏している可能性もあることから、差額なしで個室を案内してくれた。

(もし金銭的に多少余裕があれば、当たり前ですが絶対に個室をおすすめします。後述しますが特に小児の付き添いは。)

この時点で入院期間が1週間ほどと案内される。

娘は点滴で水分と栄養剤を入れてもらっていたが、授乳をしその日は寝付いた。

2日目~退院前日の生活について

2021/1/5~8

大変だったこと

◆ 授乳面

とにかく娘に色んな管が繋がっているので授乳がしづらい。向きを変えるのも一苦労で、管が外れる度に看護師さんを呼んでいた。

◆ 日中の過ごし方

スマホの動画などで落ち着くような月齢でもなく、娘をあやすためのおもちゃや道具が無かった。

◆ 寝床

あくまで入院患者である娘のための寝床の用意しかないため、シングルベッドのみの用意。自宅では掛布団を誤って顔の上に掛けたりするのが怖く同じ布団で寝たことがなかったので、寝るときは非常~~~~に気を遣った。(そもそも激狭のため寝返りを打つのも一苦労)

我が家は個室だったのでこれでもまだ良い方で、大部屋だった際はそれこそ入院患者の子供用の策のついたベビーベッドしかないため、親が付き添いの場合は一例として体を折り曲げて一緒に寝たり、ベッドの隣で雑魚寝、または椅子を並べて寝るなどするようです。

◆ 面会不可

コロナで面会が一切不可、荷物の受け渡しも病院外で行わなければならなかったため、娘が寝ている間に急いで建物の外に行かなければならならなかった。

(その間面倒を見ていてくれる人は勿論なし)

メンタル面で辛かったこと

◆ 自分のせいとしか考えられなくなっていた

そもそも娘が発熱したのも入院することになったのも、無理してでかけたりちゃんと見ていなかった自分のせいとしか考えられなくなっていた。

万が一のケースも考えてしまったし、家にいた旦那も『もしこのまま最悪のケースになってしまったら娘の人生はこれで幸せだったのか考えてしまった』と言っており、完治まで不安しかなかった。

◆ 生活リズム(睡眠リズム)が定まらない

そもそも夜間授乳もある生後2か月半の生活リズムが定まっていない時期、日中娘を寝かしつけてすぐの検温タイムなど…

入院生活が何日か続いて寝不足が蓄積された頃はメンタルに相当来ていた。

助かったこと

◆ 夫、義母、義姉からのサポート

夫は毎日仕事後に着替えを届けてくれたり、義母は私の食事や義姉はお菓子を沢山用意してくれた。

娘の体調の不安と、いつまで続くか分からない入院生活、日々娘を生かす事への緊張、義母の優しさなど全てが相まって入院生活中に一度だけ大号泣した。

◆ 個室だったこと

今考えると、寝床問題含め絶対個室一択だった。

本当に運が良かったとしか言いようがない。

◆ 娘がお利口さんでいてくれた

入院中はよく寝てくれていた。夜もほとんどギャン泣きすることはなく、まだ場所見知りや人見知りをする月齢ではなかった事が救いだった。

6日目(退院日)

2021/1/9

退院日の2日前頃に、明後日退院ができそうなのでお迎えの段取りを決めとくようアナウンスされる。

午前中に夫が迎えに来てくれ、最終日のこの時だけはなぜか夫も院内へ入ってこれた。

退院の受付で処理を済まし、自動精算機で支払いするまで幾らかかるか分からなかったので夫婦でドキドキしてた。

気になる費用

結論から言うと、5泊6日の入院で1,800円でした。

(泊数ではなく日数計算のため6日分 × 市の子ども受給券を使用で1日300円)

費用はそれのみでした。

もし個室を自ら希望していたら、上記プラス

9,000円(大部屋との差額)×6日分で54,000円。

(ちなみに明細上では何も補助がない場合、単純に40万円ほどかかる計算でした。)

さいごに

はじめにお伝えした通り、今回我が家では何事もなく、生後3か月未満児の発熱だったから念のための入院で終わりましたが、

毎日見ている母親(父親)から感じて少しでも違うと思ったら受診をおすすめします。

(医療関係者でもなければ専門の知識があるわけでもないですが、一児の母の立場として)

はじめに受診したかかりつけの先生からも「早めに来てもらえて良かった」と仰っていただき、

“いつもと違う”ただこれだけの感覚だけど、とても大事なことだと感じました。

このブログがどなたかの参考になれば幸いです。

タイトルとURLをコピーしました